【自作PC】パソコンのCPU交換手順

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こんにちは!

ところてんです。

(=゚ω゚)ノ

今回は、CPU交換(Ryzen1700x→Ryzen3900)の交換を行ったので、その際の作業を記事として纏めてみました。

内容について、極力誤りが無いように注意しておりますが、無保証です。

もし、実際に購入される際は、他のサイト様の情報も含め内容理解する、問題が起こった際も自力で克服する等、自己責任でお願いいたします)

CPU購入前に

そもそもマザーボードが対応してなければ、CPU載せても動かないので、使用しているマザーボードの対応CPUを調べた上で、購入する必要があります。

さらに、CPU交換前にUEFI BIOSのアップデートが必要となる場合もあります。

例えば、「X370-Pro」の場合ですと、以下のページに対応CPU情報等が記載されているので、参考になります。

PRIME|マザーボード|ASUS 日本
ASUS Primeシリーズは、AMDおよびIntelプロセッサの可能性を最大限に引き出すように巧妙に設計されています。堅牢な電源設計、包括的な冷却ソリューション、インテリジェントなチューニングオプションを誇る、Primeシリーズマザーボードは、直感的なソフトウェアとファームウェア機能を介して、一般ユーザーとDIYPC...

例えば、今回対象としている「Ryzen 9 3900」の場合、BIOSバージョンが「4801」以降である必要があるので、CPU交換前にBIOSアップデートが必要となります。

CPU交換の前に

BitLockerを無効化(または一時停止)する

Windows10でbitlockerを有効にしている場合、無効化、または、一時停止します。

(また、万一に備え回復キーを手元に用意しておく)

CPUを温める

CPU交換の前に、CPUに負荷をかけて、温度を上げておきます。

※理由はCPUクーラーを取り外しし易くするためです。

※他にもヒートガンで温める方法もありますが、かえって手間が掛かるので、素直(?)な方法で温めます。

ベンチマークソフト等を動作させる、動画エンコードする等、適当に負荷が掛かる作業をすれば良いと思います。

PCの電源OFF(主電源切る)、蓋上げ

わざわざ書く必要ないかもですが、PCをシャットダウン後、主電源を切ります。

※ここでの主電源は、電源に付いているスイッチをOFFにする、もしくは、コンセントから抜く、事を指します。

※PCをシャットダウンしても、マザーボード上には電流が流れています。

ワタクシが使っているケースは「Silencio 452 SIL-452-KKN1-JP」という年期の入ったケースです。

かれこれ5年以上使ってるかと思います。

(・ω・)

PCのフタをスライドさせると、CPUクーラーに触れます。

今使っているCPUクーラーは兜2「SCKBT-2000」という、これまた年期の入ったCPUクーラーですw

このCPUクーラー、Ryzenソケットの「AM4」に正式対応してませんが、「AM3」に対応しているCPUクーラーは「AM4」に取り付けできる(※)ので問題ないです♪

※プッシュピンタイプはダメで、CPUソケット近くのツメに引っ掛けるタイプのみ利用可能です。

※・・・が、今時AM3ソケット対応のCPUクーラー使っている人は少ないので、今となってはムダ知識ですね (・w・)

CPUの取り外し方法は、マニュアルに記載されています。

http://www.scythe-sub.sakura.ne.jp/manual/kabuto2-manual.pdf

CPUクーラーを外した直後のCPUです。

グリスが乾いて、カッピカピになってますw

(;^ω^)

古いCPUグリスは、アルコールが含まれたクリーナーでキレイになります。

CPUの表面、CPUクーラーの接触面をキレイにふき取りました。

今回は「Ryzen 9 3900」を購入しました。

※現在では、新品での購入は難しくなっています。

新しいCPUを装着後、新しいCPUグリスを準備しました。

今回は、AINEXの「AK-450-SS」というシルバーグリスを使用。

※数年前に購入したものになりますが、使いきれずに余ってたんで、使い回しました。

個人的な話になりますが、CPUグリスについて、あまりこだわりは無いです。(オーバークロック等を使用しないのであれば、安価で入手性が高いもので良いです。)

※CPUグリスを気にするよりも、CPUクーラー、エアフローを気にする方が重要かと思います。

ちなみに、「AK-450-SS」は生産終了で、後継の「AK-450A-SS」であれば購入可能です。

グリスの塗り方ですが、グリスをCPUの真ん中に適量(写真くらい)盛り、ヘラを使って、薄く引き伸ばして、表面全体に塗ります。

(ヘラが無ければ、適当な厚紙でもOKです)

塗った直後の画像が、このような感じ。

(表面の印刷がギリギリ見えなくなる位の厚さです)

CPUクーラーを再装着し、電源ONして、UEFI BIOSが起動するか確認。

CPUを交換した初回の起動画面。

(下部のメッセージに新CPUが装着された事、セットアップしてシステムを再構築するように書かれている)

F1キー押下でセットアップ画面に移動するので、必要に応じてBIOS設定を変更する。

設定変更後、OSを起動する。

OS起動時に上記のようなメッセージが出力される事がある。

We detected a new processor, which will change the data/structure of the storage space for firmware TPM.

If you did not apply TPM function, please press Y to continue, otherwise play follow instruction below:

press Y to reset fTPM, if you have BitLocker or encryption enabled, the system will not boot without a recovery key.

press N to keep previous fTPM record and continue system boot, fTPM will enable in new processor, You can swap back to the old processor to recovery TPM related keys and data.

新しいCPUを検出したので、TPM用のデータ構成が変更されました。

TPMを適用していない場合、「Y」キーを押して、そうでないなら、以下の指示に従ってください。

「Y」を押してfTPMをリセットしてください。
※BitLockerまたは暗号化を有効にしている場合は、回復キーが無いとシステム起動できません。

「N」を押すと、以前のfTPMの記録を保持してシステム起動を行います。

fTPMは新CPUで有効になるので、旧CPUに戻すとTPM関連のキーやデータを復元できます。

私の場合、BitLockerは未使用だったので「Y」を選択しfTPMをリセットしました。

※BitLockerを有効にしている場合、WindowsOS側で「有効」のままだと、回復キーが無いとシステム起動できなくなります。(しかも、データにアクセスできないので、データ取り出しも不可になる)

しばらくすると、OSが起動するので、後は今まで通り利用可能となります。

お疲れさまでした!

まとめ

今回は、パソコンのCPU交換作業を記事として纏めましたが、いかがでしたでしょうか。

纏めた内容が参考となれば幸いです。

(=゚ω゚)ノ

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