こんにちは。
ところてんです。
(・ω・)
今回は、PC98版ぷよぷよのFM音源ずれ(おかしな音になる問題の)対処方法について纏めました。
また、おまけとしてHDDインストールも行いました。
※今更このネタかよ!という非情なツッコミは受け付けませんw
( ゚Д゚)
■前提について 使用したPC構成は以下となります。 ・PC9821 V12(Pentinum120 MHz)※CPU載せ替えなし ・PC9801-86 ※なお、本件と直接関係ないですが、ぷよぷよを正常に動かすには、GDCクロックを2.5Mhzにする必要があります。(モードセレクト画面以降、異常な表示になる)
■注意事項 内容について、極力誤りが無いように注意しておりますが、無保証です。 (もし、実際に行う際は、仮に問題が起こった際も自力で克服する等、自己責任でお願いいたします)
音飛びについて
PC98版ぷよぷよについて、動作条件に「Intel 80286以降」とあるのですが、高速なCPU(あくまで当時としては)を使用した場合、FM音源の同期が取れず、おかしな音となります。
対処方法(CPU速度を落とすには)
要は、CPU速度を落とせば解決できそうかも、と当たりを付けたものの、実際に対処方法を考えた際、以下が浮かびました。
1.CPUを遅くする 2.適当なPC9801を入手する
CPUを遅くするソフトウェアが無いか探すのが現実的だな、と感じたので、以前から見知っているフリーソフトを試す事にしました。
なお「適当なPC9801を入手する」というのも、非常に魅力的なのですが、買ったら色々と周辺機器も欲しくなる(沼化)するので、今回は採用しませんでしたw
(。-`ω-) < この俺を(PC98の)沼にハメようったって、そうはいかんぞ!
・・・
( ゚Д゚) < でも、PC9801DX欲しいなぁー
HSB for PC9801の導入
森河正男様がフリーソフトとして公開しており、これを使用させていただきました。
ありがとうございます
<m(__)m>
なお、HSBは非常に多機能であり、本記事で記載しているものは、ほんの一部となります。
詳細はHSBのマニュアル参照をお願いいたします。
(=゚ω゚)ノ < とても多機能で、使いこなせれば、様々な場面で助けになると思いますよ
なお、利用する際はMS-DOSが必須です。
(ブートを実行するドライブにはMS-DOSが必要で、ブート対象はMS-DOSでなくても大丈夫です)
前提について
今回は、以下の環境に導入する手順で記載しています。
Aドライブ:IDE:HDD1 MS-DOS6.2 ※HSBを導入するドライブ Bドライブ:IDE:HDD2 MS-DOS6.2 Cドライブ:FDD1 ぷよぷよゲームディスク Dドライブ:FDD2 ぷよぷよデモディスク
初期設定
ブートコマンドを実行するドライブのCONFIG.SYSに、以下の構文を追加してください。
■CONFIG.SYS ※1行目に以下を追加する。 DEVICE=【HSBが格納されたディレクトリ】\HSB.EXE VC Y- 例:A:\TOOLS\HSB\HSB.EXE に格納している場合 DEVICE=A:\TOOLS\HSB\HSB.EXE VC Y-
追加した後は、OS再起動してください。
再起動(FDDから起動)
HSBを使い、再起動(FDDから起動)します。
■DOSプロンプト > A:\TOOLS\HSB\HSB.EXE IC- F
ここで重要なのが、CPU(i486)キャッシュ無効化(IC-)、フロッピーディスクからの再起動(F)の指定です。
これを実行すると、再起動が掛かり、FDDから起動されます。
アルル、カワイイヤッター
ブログだから音は伝わりませんが、音が正しく鳴ってます♪
(*´ω`*)
HDDへのインストール
このゲーム、そもそもHDDインストールに対応していません。
とりあえず、こうしたら動きましたよ、的な内容です。
なので、これから記載する内容は、
( ´_ゝ`)フーン
程度のものだと思ってください。
誰か、HDD起動を完璧に実現できた方の情報をお待ちしてます
(=゚ω゚)ノ
■HDDインストールの前提について
上記「前提について」で記載した構成で、Bドライブに対してインストールするものとします。
(MS-DOS6.2を使用)
■注意事項 インストール対象のドライブ構成が汚くなるので、どうなっても良いドライブを使う事をおススメします! (そもそもインストールに対応してない時点で、おススメも何も有ったもんじゃないですがw) (;^ω^)
CONFIG.SYSの作成
まずはCONFIG.SYSを作成します。
■CONFIG.SYS FILES=8 BUFFERS=5 SHELL=B:\SETUP.COM
ここでのポイントは、徹底的にメインメモリを確保する事です。
(FILESは5あれば十分ですが、MS-DOS6.2の最小値が8なので、それを指定、BUFFERSは出来るだけ欲しいものの、空きメモリを消費するのでギリギリにしています)
SHELL変数に「COMMAND.COM」を指定していない理由は、COMMAND.COMに割けるメモリすら無いため!
なので、プロンプト経由での起動をあきらめました・・・
ある意味見飽きたメモリ不足画面・・・
(#゚Д゚)y-~~ < どうせいちゅーねん!
※でも、エラー画面にも遊び心があるのは、個人的には高評価ですw
HDDにデータコピー
インストールフォルダのルートディレクトリに、「ゲームデータディスク」「デモディスク」の内容をコピーします♪
(自分で書いててアレですけど、ルートディレクトリにコピーするとか、狂気じみてますw)
(;^ω^)
実用的にするには、一旦別ディレクトリを作成してコピー(例えばB:\PUYOPUYOにデータコピー)しておいて、ぷよぷよで遊びたい時にルートディレクトリにコピーするバッチファイルを用意した方が良いと思います。
誰だってそうする。
私だってそうするw
( ゚Д゚)
再起動(HDD(Bドライブ)から起動)
HSBを使い、再起動します。
■DOSプロンプト > A:\TOOLS\HSB\HSB.EXE IC- B:
HSBのオプションで、Bドライブから起動(B:)を指定してます。
暫く待つと再起動が掛かり、画面が真っ暗になりますが、ここでEnterキーを押すと、起動画面(カーバンクルの雄叫び画面))が表示されます。
なお、「デモディスク」はFDDに指しておく必要があります。
(タイトル画面(アルルが出てくるカワイイヤッター画面⇒モードセレクト画面に移動する際に必要になります)
試しに、「ひとりでぷよぷよ」を最後までプレイして問題無かったので、とりあえず大丈夫そうです。
サタンを懲らしめた後のアルルの雄姿w
そして、ぷよぷよ通へと続く
( ̄▽ ̄)
まとめ
今回は、ぷよぷよを例に記事を記載しましたが、ゲームで同期が取れないケース等に、本件の対応が役に立つケースがあるかと思います。
それではまた!
(^ω^)ノシ
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